経営事項審査とは
経営事項審査とは
経営事項審査(以下、経審)とは、公共工事入札への参加を希望する建設業者が、
審査基準日(≒決算日)における自社の経営状態や経営規模について、
客観的な審査を受けることです。
経審を受けた建設業者は最終的に「総合評定値通知書」を取得します。
経審を受ける理由
公共工事の入札に参加するためには、「経審」を受けることが義務づけられおり、
公共工事の発注者である 官公庁は、建設業者が入札に参加する要件として
経審の結果である「総合評定値通知書」の提出を求めています。
そのため、公共工事の受注を希望する建設業者様は、経営事項審査を受け、
「総合評定値通知書」を取得する必要があります。
経審を受けた後は
公共工事の発注者(官公庁)は、この「総合評定値通知書」に記載された評価点(総合評定)である客観的事項の審査結果と、各官公庁独自の主観的事項の審査結果を総合して、
建設業者のランク付け(格付け)を行います。
このランクに応じて、入札に参加出来る公共工事の発注予定価格の範囲が決まります。
また、このランク付けの基準は官公庁ごとに異なります。
経審の注意点
経審には有効期間があります
経営状態や経営規模というのは、決算のたびに上下に変動するため、
決算が終わるたびに受ける必要があります。
経審の有効期間は、決算日を審査基準日として、1年7ヶ月です。
公共工事を継続的に受注するためには、毎年の決算が済み次第
すみやかに経営事項審査を受け続ける必要があります。
審査日について
千葉県では、例年5月、法改正による運用の変更等の説明会を各地で実施する都合上、
5月中は経審の審査日程がございませんので、特に、新たに経審を受審される場合は、
ご注意ください。
弊事務所では、評点アップのための分析及びアドバイスも行っております。